#06 失踪した夫 帰ってきてほしいかわからない
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原作:海野ぴゅう
作画:さとり
2年前の春、夫が失踪した。
夫は職場で上司の怒鳴り声を一日中浴び、鬱になっていた。
病院に通い始めて4年が経つ頃には、
元々穏やかな性格だったはずの夫が、
休めないストレスから発言も攻撃的になっていった。
将来に希望が見えず、疲弊しきっていた中で、夫は失踪。
サヤは、これから自分が家を支えるという責任感を感じながらも、
気持ちがふっと軽くなった。
「夫がいない方が、きっと楽しく暮らせる」――。
そんなある日、娘の入学式でサヤは元恋人と再会するが…。




