櫁の僧侶
「櫁は猛毒がある木で公園に植えるなんておかしな事だ」老人は、なぜこんな木が公園に植えられているのか、役所もお寺も知らないと言います。そして老人は続けます。「お盆が近くなると托鉢の僧侶がこの木の下に立つんだ」老人曰く、なにか訳のある者が埋まっているとのことでした。お盆が過ぎると鐘の音も落ち着くらしく…。訳のある者って、一体どんな人物なのでしょうか?真相を知れば知るほど謎が深まります。