部屋の中に座っていたのは死んだはずの祖父。彼は思わず涙ぐみ…#3
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編集部コメント
Yさんは気がつきました。
その日、自分以外の家族は全員祖父の法事に行っており、
家には返ってこない日だったのです。
幽霊じゃなかったとしても、泥棒はあり得ると思ったYさんは、
静かに部屋の中を覗き見ます。
そこにあったのは、先日死んだはずの祖父の背中でした。
それが祖父だと分かった瞬間、彼の恐怖心は一気にしぼみ、
懐かしさと会いにきてくれた嬉しさで思わず涙ぐみました。
たとえ幽霊だったとしても、それが大切な人であれば、
恐怖よりも喜びが勝るのですね。
では、タイトルの『”赤い”爺さん』って、どういう意味なのでしょうか…?
